活動の歴史と内容

ここでは、当会の活動の歴史を、第Ⅰ期(第1回―第5回)、第Ⅱ期(第6回―第11回)、第Ⅲ期(第12回―第15回)、第Ⅳ期(第16回―第23回)の四つに分け、それぞれについて紹介したい。

第Ⅰ期(第1回―第5回1992年―1996年)は、「室内アンサンブル バロック・チャリティーコンサート」というタイトルのもとで、バロックの室内アンサンブルの曲、あるいは声楽曲のプログラムを中心に演奏した時期である。参加したメンバーは全くの手弁当で参加した。



第Ⅱ期(第6回―第11回1997年―2002年)は、タイトルを「キルヒェン・ムジィーク・アカデミーチャリティーコンサート」と変更し、バロックの室内楽曲だけでなく、多彩なプログラムを取り入れ、客演を招いた時期である。



第Ⅲ期(第12回-第15回2003年-2006年)は、タイトルは変えず「キルヒェン・ムジィーク・アカデミーチャリティーコンサート」とし、若手演奏家支援プロジェクトを立ち上げ、演奏の場を提供することにした。基礎的な学びを終えた若い演奏家が一人で演奏会を企画するには、費用、企画、情宣活動の面で難しい状況をふまえ、この会での演奏を通して、地味な活動キャリアを積んでもらう趣旨で始められた。応募した若手演奏家は演奏課題を演奏し、理事と専門家がその審査にあたった。



第Ⅳ期(第16回―第23回2007年―2015年)は、タイトルは変えず「キルヒェン・ムジィーク・アカデミーチャリティーコンサート」とし、本格的な管弦楽の伴奏つき合唱曲が主なプログラムになった。



第Ⅴ期(第24回-26回)2007年-2019年)は、バッハの基本的作風(拍、調、モティーフ、フーガ)を基礎に、多くの作品がその影響を受けて、誕生していることを受け、「フーガのゆくえ」として始めた。